from 院長 中村 優樹
五ノ神接骨院より
寒い冬には、さまざまな病気のリスクが高くなると言われています。その中の1つに、骨折があることをご存じですか?もちろん骨折は外傷なので、季節に関係なく起こってしまう症状です。しかし、冬には急増してしまうことがあるようです。そこで今日は、寒い冬になると骨折が起きやすくなってしまう理由について見ていきましょう。
【冬になると骨折が増える理由】
1.身体が動かしづらくなる
寒くなると、筋肉が縮こまってしまいます。その上、寒いことにより、外に出るのが億劫になったり、運動をする機会が減ってしまい、筋肉が硬くなって身体が動かしづらくなってしまうこともあるようです。また、厚着をすることによってより動きづらくなってしまうので、よけいに注意が必要でしょう。
2.路面が凍結していることもある
冬は寒さにより、路面が凍結していたり雪が積もっている日も増えてきています。そのため、足元が滑りやすくなっており、転倒して骨折してしまうこともあるようです。その上、室内にいても寒さ対策として毛足の長い絨毯を使っていたり、暖房器具としてこたつやヒーターを使うこともあるでしょう。そのような暖房器具によって足がもつれて、転倒して骨折することもあります。
3.ヒートショックが起こりやすい
寒い冬には、室内を暖かくして過ごすことが多いでしょう。しかし、そのような部屋から廊下やお風呂場、トイレなど寒いところに移動したら、急激な温度差によって血圧が急上昇してしまいます。この状態をヒートショックと呼びます。ヒートショックが起こると、心臓や血管に負担がかかってふらついてしまうこともあります。このような際に転倒してしまうと、骨折するリスクもあるでしょう。
いかがでしたか?冬は転倒しやすい環境が整っており、そのことによって骨折してしまう方が多くなっているようです。そのため、普段から足元に注意して、転ばないようにしておくことが重要でしょう。