from 院長 中村 優樹
五ノ神接骨院より
ごぼうは、元々中国やヨーロッパ地方の食べ物で、日本には10世紀に伝わってきたと言われています。当時は薬草として使われていましたが、その栄養価の高さから、平安時代には野菜として食べられるようになりました。特に近年は健康志向の高い方にごぼうが注目されています。そこで今日は、ごぼうの栄養素について詳しく見ていきましょう。
【ごぼうに含まれている栄養素】
1.食物繊維
ごぼうの主な栄養素は、食物繊維です。食物繊維には腸内環境を整えて便秘を解消したり、血糖値の上昇を抑える効果があると言われていますが、近年の日本人には大きく不足しているようです。そのため、料理の中にごぼうを入れておくことによって、不足している分を補うことができるでしょう。腸内環境は免疫力にも影響しているため、さまざまな感染症が流行する冬にはぜひとっておきたい食材です。
2.カリウム
ごぼうに含まれているカリウムは、身体の中にある塩分を外に排出する効果があります。塩分濃度が高くなってしまうと、脱力感やむくみなどの症状が出てしまうので注意が必要です。正月頃には暴飲暴食によって摂取する塩分が大きく増えていることも考えられるので、そのような方は積極的にごぼうをとっておいた方がよいでしょう。
3.ポリフェノール
ごぼうに含まれているポリフェノールには、抗酸化作用があります。体内が酸化してしまうと、生活習慣病になってしまったり老化現象が進んでしまうと言われています。そのため、積極的にポリフェノールをとることが重要です。
いかがでしたか?ごぼうには、現代の日本人に不足しているさまざまな栄養素が含まれています。そのため、普段から積極的に食べる習慣をつけておくといいでしょう。きんぴらごぼうが最も有名ですが、炊き込みご飯や煮物などの具材の1つとして使われることもあるので、ぜひ利用してみてくださいね。