from 院長 中村 優樹
五ノ神接骨院より
春は、生き物が積極的に活動を始める季節です。そのため、私たちの身体も冬の間に蓄積してしまった脂肪や毒素を排出しようと動き出します。このように身体に必要のないものを分解して浄化するのは肝臓の働きなので、春には肝臓に負担がかかってしまうことが多くあります。肝臓が疲れてしまうと、病気の原因になることもあるため、注意が必要です。そこで今日は、肝臓が疲れてしまう原因についてご紹介していきましょう。
【肝臓が疲れてしまう原因】
1.アルコールの飲みすぎ
最も肝臓を疲労させてしまうのは、アルコールの飲みすぎです。身体の中に入ったアルコールは、肝臓によって解毒されて無害化されています。そのため、肝臓に負担がかかるこの時期にアルコールを飲みすぎると、身体に不調をきたすこともあるようです。春には花見や歓送迎会などが多くあり、アルコールを飲む機会も増えるでしょう。ただ、できるだけアルコールの量を減らすように注意する必要があります。
2.高血圧
血圧が高い方の場合、肝機能にも影響を及ぼすと言われています。高血圧は、普段の生活習慣によって発症しやすい病気です。そのため、普段から注意しておいた方がよいでしょう。特に高齢になると高血圧になりやすくなるので、食生活に気を付けることが大切です。
3.お肉や砂糖の消化
お肉のような動物性たんぱく質や砂糖は、体内で分解される時に毒素が発生します。これを解毒する役目を果たすのが、肝臓です。つまり、お肉や砂糖を多く食べてしまうと、肝臓への負担が大きくなってしまうのです。この時期には、お肉や甘いものは少し控えた方がよいでしょう。
いかがでしたか?春は何もしていなくても、肝臓が疲労しやすい季節となっています。そのため、普段よりも肝臓の負担が大きくなってしまうため、身体にさまざまな不調が出やすくなります。少しでも負担を軽減できるように、生活習慣を見直すようにしましょう。