from 院長 中村 優樹
五ノ神接骨院より
立春が過ぎて暦上では春が訪れています。しかし、まだ寒い日が続いていますよね。このような寒い時には、身体が縮こまって猫背になってしまう方が多いようです。特に近年はデスクワークの方が増えていたり、普段からスマホを利用する時間が増加してしまったことにより、猫背の人が増えているようです。そこで今日は、猫背の3つのタイプから、猫背になる原因について見ていきましょう。
【猫背の3タイプとそれぞれの原因】
1.筋力がない
最も多い猫背の原因は、姿勢を維持する筋力がないことです。まっすぐとした姿勢を保つ筋肉がないことにより、自然と猫背の体勢になってしまいます。そして、その体勢を長く続けていると、余計に筋力がなくなってしまうので、姿勢がどんどん悪くなるのです。
2.骨盤が前傾している
猫背というと、肩周りや背骨に原因があると考える方が多いですが、実は骨盤の状態によって猫背になることは多くあります。骨盤が前傾した状態になると、おなかが前に出ておしりが後ろに突き出すという身体のラインになってしまいます。そうすると、バランスをとるために自然と上半身が猫背になってしまうのです。
3.骨盤が後傾している
骨盤が前傾しているだけではなく、後傾していても猫背になってしまいます。後傾しているとおしりが引っ込むので、背中全体が丸まってしまうのです。この状態は、高齢者によく見られます。また、いすに座る時に浅く腰かけて上半身を倒すクセがある方の場合、骨盤が後傾して猫背になることがあります。
いかがでしたか?猫背になると、姿勢が悪くて自信がないように見えるだけではなく、身体のゆがみによって肩こりや頭痛などの症状が出ることもあります。そのため、普段から自分が猫背になる原因を理解して、生活の中で猫背にならないように対策をしておくことが重要でしょう。