from 院長 中村 優樹
五ノ神接骨院より
夏は何もしていなくても大量の汗をかきます。そのため、熱中症対策のために塩分を取ることが重要だと言われています。しかし、日常生活の食事の中で塩分を取りすぎてしまうと、さまざまな病気にかかってしまう可能性があります。そのため、しっかりと対策を行うことが必要でしょう。そこで今日は、塩分の取りすぎによって引き起こされる病気についてご紹介していきます。
【塩分の取りすぎによって引き起こされる病気】
1.血管の病気
人間の身体は塩分濃度を一定に保つ動きを行っています。そのため、大量の塩分を取りすぎた場合、塩分濃度を下げるために水分を多く取り込んでしまうので、血管がパンパンになって高血圧が引き起こされてしまうのです。高血圧は生活習慣病や動脈硬化を引き起こす要因と考えられているので、普段から注意しておく必要があるでしょう。
2.腎臓病
身体の中に過剰に摂取された塩分を身体の外に排出するために使われるのは、腎臓の役割です。そのため、塩分をたくさん摂取してしまうと、腎臓に大きな負担がかかってしまいます。この状態が長く続いてしまうと、腎臓病になってしまうリスクがあります。また、塩分はカルシウムと一緒に尿として排出されるため、尿路結石や骨粗鬆症が起こる可能性もあるので、注意しておきましょう。
3.胃がん
塩分が多く含まれた食材を取ることによって、胃の粘膜が強いダメージを受けてしまい、胃炎になる可能性が高いと言われています。そのことが原因で胃がんになってしまうこともあるようです。塩分の取りすぎは胃にダメージが大きいので、注意しておきましょう。
夏は熱中症対策のためにある程度塩分を取らなければいけないと言われています。しかし、あまりにも多くの塩分を摂取してしまうと、身体にさまざまなトラブルが引き起こされます。そのため、塩分量には注意しておく必要があるでしょう。