コーレス骨折
2019.12.22更新
12月21日に、毎月させて頂いている、青梅市こばやし接骨院の先生方と合同勉強会を行いました。
本日のお題はコーレス骨折の整復と固定です。
コーレス骨折とは、橈骨(前腕の母指側の骨)の遠位端が折れる怪我で、手をついて倒れた時によく起こる骨折です。
骨折した時の衝撃で骨折片が転位してしまうことがあり、そのままでは骨がつかなかったり、機能障害を残してしまったりと問題がでます。
そのため、正しい位置に戻す整復という処置を行います。
術者と助手に分かれて練習
整復後、次は再転位を防止するとともに、患部が動揺する事での痛みや接触することでの痛みを抑える固定を行います。
骨折後は、出血によりどんどん腫れてしまう為、きつい固定をしてしまうと、血液の循環不全を起こし危険です。
今回行う固定は、その危険性が低く、更に固定力があり、腕尺関節(肘の関節の一部)の動きは可能という固定です。
材料はキャストライトという硬くて軽い素材を用います。
この後、キャストライトが固まるまで待ち、三角巾で吊って完成です。
こばやし接骨院の先生方、今回もありがとうございました。
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