2020.01.23更新

1月12日にAR-Ex尾山台整形外科で行われた勉強会に参加して参りました。


今回は足関節の背屈(足関節を上に上げる動作)がしにくい・する時に痛い、という症状や、
足部のアライメントについて学びました。


足関節を背屈する際、距骨は「上方に転がりつつ後方に滑る」という運動を行います。

この運動が上手くいかないと違和感や痛みが前方に生じます。しかし、問題は前方だけではなく、後方にもある可能性があります。


足関節の前方及び後方には、関節包、脂肪体や筋肉などその周囲組織などがあり、他にも骨棘がある場合もあります。
そのどこに問題があるのかを視診・触診などや超音波画像観察装置を用いて見つけていきます。

今回の勉強会でも実際に超音波画像観察装置を使用し、足関節を撮影しました。

前方に対するアプローチでは、脂肪体(距骨前脂肪体)・前脛骨筋・長母趾伸筋・長趾伸筋・第3腓骨筋を観察し、それぞれを徒手にて
モビライゼーションを行い、滑走性をよくします。

後方に対するアプローチでは、脂肪体(Kager`s fat pad)・後脛骨筋・長趾屈筋・脛骨神経・長母指屈筋・短腓骨筋を観察し、
主に長母趾屈筋とその周囲との滑走性を出すモビライゼーションを行います。

 

足関節後方の画像観察

 

この手技後、普段は背屈制限を感じていない私でも、手技を行った足と行っていない足では背屈のしやすさが異なりました。

 

また、足部のアライメントの講習では、前足部・中足部・後足部のそれぞれの運動を学び、3つのアーチをつくる骨・靭帯・筋肉について勉強しました。

 

その後、扁平足の評価方法を学び、参加者同士で測定し合いました。

扁平足に対するテーピングの練習も併せて行い、重度の扁平足の方でも歩行が楽になっていました。

 

扁平足に対するテーピング

投稿者: 五ノ神接骨院

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