2020.02.09更新

こんにちは

2月9日に横浜で行われたアキュスコープの勉強会に参加してきました。

 

羽村市 五ノ神接骨院にある、特殊な微弱電流治療器のアキュスコープは、アメリカのNASAで開発された治療器です。

 

アキュスコープ

 

簡単にアキュスコープを紹介すると、体の情報を読み取り、その情報によって送る電気を変えることがてきる電気治療器です。また、体が持つ電気と同じ様な電気を送る為、ほぼ刺激を感じることがありません。

生体フィードバックという読取機能があり、細胞がもつ電位を読み取り、その電位に適した電気を送るということを行う為、その人だけに効くオーダーメイドの電気を送ることができます。また、その読み取る→送るという作業を1秒間に200回行うことができる機器です。

非常に効果の高い治療器であるため、多くのトップアスリートが使用しています。

使用方法も特殊で、疼痛部に電気を流すだけではありません。

 

今回は特に、亜急性の腰部痛に効果的な治療方法を学んできました。

 

講師の先生からはTMAポイント療法という治療法を、電極を当てる場所の検査法、当て方、周波数、肢位等を教えて頂きました。

 

亜急性及び慢性の疼痛で、全く関係のなさそうな箇所に疼痛の原因があることはよくありますが、その場所を探すのは大変です。

正しい場所から一本の指先分ズレただけでも効果が薄れます。

その探し方を入念に教えて頂きました。

その後、自分自身も患者役として施術をしてもらい、非常に腰が楽になりました。

 

電療と一言に言っても、機器に対する理解を深めることで効果を高めることができます。

 

アキュスコープの能力を更に引き出せるよう、今後も固定や手技と並行して学んでいきます。

投稿者: 五ノ神接骨院

2020.01.23更新

1月12日にAR-Ex尾山台整形外科で行われた勉強会に参加して参りました。


今回は足関節の背屈(足関節を上に上げる動作)がしにくい・する時に痛い、という症状や、
足部のアライメントについて学びました。


足関節を背屈する際、距骨は「上方に転がりつつ後方に滑る」という運動を行います。

この運動が上手くいかないと違和感や痛みが前方に生じます。しかし、問題は前方だけではなく、後方にもある可能性があります。


足関節の前方及び後方には、関節包、脂肪体や筋肉などその周囲組織などがあり、他にも骨棘がある場合もあります。
そのどこに問題があるのかを視診・触診などや超音波画像観察装置を用いて見つけていきます。

今回の勉強会でも実際に超音波画像観察装置を使用し、足関節を撮影しました。

前方に対するアプローチでは、脂肪体(距骨前脂肪体)・前脛骨筋・長母趾伸筋・長趾伸筋・第3腓骨筋を観察し、それぞれを徒手にて
モビライゼーションを行い、滑走性をよくします。

後方に対するアプローチでは、脂肪体(Kager`s fat pad)・後脛骨筋・長趾屈筋・脛骨神経・長母指屈筋・短腓骨筋を観察し、
主に長母趾屈筋とその周囲との滑走性を出すモビライゼーションを行います。

 

足関節後方の画像観察

 

この手技後、普段は背屈制限を感じていない私でも、手技を行った足と行っていない足では背屈のしやすさが異なりました。

 

また、足部のアライメントの講習では、前足部・中足部・後足部のそれぞれの運動を学び、3つのアーチをつくる骨・靭帯・筋肉について勉強しました。

 

その後、扁平足の評価方法を学び、参加者同士で測定し合いました。

扁平足に対するテーピングの練習も併せて行い、重度の扁平足の方でも歩行が楽になっていました。

 

扁平足に対するテーピング

投稿者: 五ノ神接骨院

2019.12.22更新

12月21日に、毎月させて頂いている、青梅市こばやし接骨院の先生方と合同勉強会を行いました。

 

本日のお題はコーレス骨折の整復と固定です。

 

コーレス骨折とは、橈骨(前腕の母指側の骨)の遠位端が折れる怪我で、手をついて倒れた時によく起こる骨折です。

 

骨折した時の衝撃で骨折片が転位してしまうことがあり、そのままでは骨がつかなかったり、機能障害を残してしまったりと問題がでます。

 

そのため、正しい位置に戻す整復という処置を行います。

 

術者と助手に分かれて練習

 

整復


整復後、次は再転位を防止するとともに、患部が動揺する事での痛みや接触することでの痛みを抑える固定を行います。

 


骨折後は、出血によりどんどん腫れてしまう為、きつい固定をしてしまうと、血液の循環不全を起こし危険です。


今回行う固定は、その危険性が低く、更に固定力があり、腕尺関節(肘の関節の一部)の動きは可能という固定です。

 

材料はキャストライトという硬くて軽い素材を用います。

 

固定

 

この後、キャストライトが固まるまで待ち、三角巾で吊って完成です。

 


こばやし接骨院の先生方、今回もありがとうございました。

投稿者: 五ノ神接骨院

2019.11.17更新

11月16日に、青梅市にあるこばやし接骨院にお邪魔し、定期合同勉強会を行ってきました。

 

今回のお題は足底板です。

足底板

 

中足骨より遠位の骨折や、リスフラン関節の捻挫などに用いる固定です。

 

この様なケガは、荷重した際に起こる関節や骨の動揺で強い痛みが出てしまいます。

 

その動揺を抑え、骨折していても歩行が可能になるような固定を行なってきました。

 

この固定には、以前にも紹介させて頂いた、プライトンという固定材料を使用しています。

 

熱で柔らかくなり、冷やすと固まる性質の固定材料で、患者様の足にピッタリ合うオーダーメイドの固定具を作ることができます。

 

ピッタリ合う固定であるため違和感が少なく、また、軽いために負担も少ないです。

 

ケガしたら直後から荷重ができるため、筋力の低下も少なくリハビリの期間も少なくなるという、非常にメリットの多い固定です。

 

 

 

足の型取り

 

 

お湯を使い素材を柔らかくするので肌を守るためにアンダーラップをします。

 

足は荷重した時に拡がるので、しっかりと圧を加えます。

 

 

足底板完成です

 

 

プライトンが固まったら、包帯を巻き完成です。

 

足底板・包帯をするので靴を履くことは難しいですが、写真の様なサンダルを履くことで外での歩行も可能となります。

投稿者: 五ノ神接骨院

2019.09.23更新

 

皆様こんにちは!スタッフの鈴木ですhorse

先日SPATという治療法の勉強会に参加してきました!

SPATとはSotaiho-based Pelvic Adjust Techniqueの略で、「操体法を基盤においた骨盤矯正法」を意味します。

このSPATは操体法の創設者である故・橋本敬三医師の弟子であった鹿島田忠史医師が開発した手技です!

医師が手技を開発するのは珍しいことみたいですねpad

このSPATを行うことで、筋肉の循環を改善し、骨盤の歪みを矯正することができます。SPATの具体的手順はまず、腰椎の運動分析(動診)で、体の歪みを判定します。次に操体法によって筋緊張を取り除きます。そして、骨盤矯正により歪みを矯正します。

 

矯正とバキッやボキッといったものではなく、痛みもありません。

 

この手技は、患者様が気持ちよかったと思う事が一番大事です。

患者様の無理のない力を利用するため女性やお子さん、高齢の方々と幅広い方達に適用できます!

 

今後も様々な勉強会に参加させていただきこの手技をマスターしたいと思います!

患者様により良いもの提供出来るよう頑張ります!

 

 

投稿者: 五ノ神接骨院

2019.08.24更新

肘関節の手技

 

皆さんこんにちは!

 

8/24に青梅市 こばやし接骨院にお邪魔して、月に一度の合同勉強会を行いました。

 

今回のお題は「肘関節」です。

 

 

肘関節と一言に言っても、肘関節は

 

・上腕骨と尺骨(前腕の小指側の骨)から構成される腕尺関節、

 

・上腕骨と橈骨(前腕の母指側の骨)から構成される腕橈関節、

 

・尺骨と橈骨から構成される近位橈尺関節(手首の方に遠位橈尺関節があります。)、

 

以上からなされる複合関節です。

 

今回は腕尺関節と腕橈関節に対するアプローチを勉強しました。

 

 

牽引という方法で、内側上顆炎(いわゆる野球肘)や外側上顆炎(いわゆるテニス肘)など、

様々な肘の痛みを抑えることができる手技です。

 

肘が痛くない我々が手技をやられても、やられた肘とやられてない肘では可動域が異なり、非常に楽になりました。

 

 

また、そのあとは肘の内側側副靱帯損傷に対するテーピングを学びました。

 

エラスティックバンテージという、伸縮性のあるテープを用いて肘の外反を抑えます。

 

スピーディーに巻くことができ、装着感も良いテーピング方法です。

 

装着して投球動作を行うと、投球動作は制限されることなく、肘より先が外に行き過ぎずに守られます。

 

羽村市 五ノ神接骨院では、実際にスポーツ選手にこのテーピングを行なっており、好評を頂いております。

 

 

投稿者: 五ノ神接骨院

2019.07.21更新

肩関節のテーピング

 

 

みなさんこんにちは!


7/20(土)に今回も青梅市にあるこばやし接骨院の先生方と、
我々五ノ神接骨院のメンバーで定期合同勉強会を行いました。


今回のお題は肩関節(肩甲上腕関節)に対するテーピングです。

 

肩甲上腕関節は肩甲骨と上腕骨で構成される関節で、数多くある人体の関節の中でも最も可動性がある関節です。


その関節に些細でも変位や不安定性が起こると、それよって動作が行いにくくなったり、痛みが出たりします。


肩甲上腕関節の変位や不安定性を解消するためのテーピングを、今回学んで参りました。


今回使用したテーピングはキネシオテープというもので、伸縮性があり、固定すると共に皮膚の動きを助けリンパの流れを改善することができるテーピングです。

 

まずは検査をして、健側(痛みや動かしにくさがない方)と患側(痛みや動かしにくさがある方)の違いをみます。

 

その結果と目的により、どの方向からどの様に貼るかを決め、実際に貼っていきます。


症状により角度等を変えるのですが、少しズレるだけで動かしやすさに大きく影響を与えます。


術者役と患者役を交互にお互い、貼り方と貼られ心地を確認しました。

テーピングを貼る前と貼った後では、関節の可動域が大きく改善しました。

投稿者: 五ノ神接骨院

2019.06.16更新

アルフェンス固定

 

今月もこばやし接骨院にて、合同の勉強会を行ってきました!

本日はアルフェンス固定を行っきましたhorse

 

アルフェンスとはアルミ板を心材として、肌に当たる側にソフトなウレタンフォームを貼り合せた副木です。

 

加工がしやすく、非常に使い勝手がいいものですihi


しかし、指の形状に合わせてフィットするように形を整えるのは繊細な技術を要します!

 

主に指の捻挫や骨折の固定、応急処置にも使用されます。

 


捻挫とは、骨と骨を繋ぐ可動部関節周辺部位の損傷、関節を包む関節包や骨と骨を繋ぐ靭帯及び軟部組織を損傷した状態を言います。

関節に、生理的可動許容範囲を超えた動きが起こると発生します。

 

皆様に覚えて頂きたいのが、捻挫を甘くみると痛みが取れず動きも悪くなる事です!

特に指に関しては、日常生活の中で使わないことがありません。逆を言えば、痛くても使ってしまう可能性があるという事ですnamida

 

今回、学んだアルフェンスシーネで早期に固定する事で痛みの出る動きを制限し余計な負担を患部にかけない効果がありますflower2

そうすることで、患部の安静化を図り現状より悪化するリスクを下げる事が出来ます!

 

お怪我された際には、無理して動かさずご相談下さいnyan

 

投稿者: 五ノ神接骨院

2019.05.18更新

足関節の固定
 

5/18(土)に青梅市にあるこばやし接骨院の先生方と、月に一度開催している合同勉強会を行いました

 

今回は足関節の、捻挫等のケガに対する固定を行いました。

 

キャストライトという、硬いけれど軽い材料を用いた固定です。

ケガした後、1週間を目安にこの固定を行います。

 

足首の不安定性が強く、組織の損傷が強い捻挫に使用します

 


多くみられるのが内返しに伴う、外側側副靭帯損傷。


特に前距腓靭帯と言われる靭帯の損傷です!

 

 

この靭帯は足首の前方移動を抑制しており、この靭帯が機能を破たんしてしまうとゆるみの原因になってしまいます

 

今回使用したものは、着脱可能で症状の軽快具合に応じて安静時には外してもらったりします。

 


また、指先を空けることによって足指の屈伸運動が可能になり拘縮の予防にもなります。

 


安定感や症状が落ち着いてきたら、セラバンドやレクトレキューブを用いてのリハビリを行っていきます。

 


このリハビリをしっかりと行わないと、くせになり捻挫をしやすい足関節になってしまいます。

ただの捻挫だと思っていると、骨折もともなっていたなんてこともあります。

 


適切な初期治療と初期固定を推奨します

 

これくらいならと思わずご相談下さい!

 

 

投稿者: 五ノ神接骨院

2019.04.20更新

膝の手技

 

4/20に今回も青梅市にある、こばやし接骨院様にお邪魔して、羽村市 五ノ神接骨院と合同勉強会を行いました。


今回のお題は『膝関節の拘縮』です。


関節の変形等で膝が曲がらない・伸びないという症状を改善する手技を、スタッフ全員で勉強しました。

 

関節は加齢等で関節内の軟骨が磨耗したり、また関節周囲の滑膜というものが炎症を起こしたりすることで変形が進行します。

関節やその周囲に炎症が起こると、疼痛や腫脹、腫脹による動かし可動域制限が出現します。軟骨の磨耗が進行すると、更に関節炎が起こりやすくなり、膝の屈伸や歩行等の繰り返しにより疼痛が増していきます。

 

疼痛と可動域制限により関節を動かさなくなり、損傷されていない組織も拘縮していき、更に関節が動かなくなるという悪循環になります。

 

今回学んだ手技は、軽度・中等度の拘縮に対して、負担を少なく治療できる方法です。

 

手の置き方から体の持ち方、押し方・引き方等、1つ1つ念入りに確認し、筋肉の伸び縮み、関節の動きを捉えました。

 

骨の形態や筋肉の走行、関節の構造など、人それぞれ異なりますので、ペアを替えながら練習していきました。

 

手技後、関節の動かしやすさや歩行のしやすさを実感しました。

投稿者: 五ノ神接骨院

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